ワーキングプアとは何なのだろう?
ワーキングプアとは、フルタイムで働いているにもかかわらず、生活保護水準の収入しか得ることができない人のことを指しているようです。具体的などのくらいの収入がワーキングプアになるかですが、本やサイトで情報収集した限りでは200万円ぐらいが目安と考えてもよいかもしれません。
ただ、一概に200万円ぐらいならワーキングプアとも言えないでしょう。200万円ぐらいの収入でも出費を少なく抑えられ、もしものときに備えた貯金も行える人ならその人をワーキングプアと言ってよいのか私は疑問に思いますし、年収が500万円でも、家を買うためにローンを組み、そのローンを支払い、毎月の生活費を払うと貯金もできないといった人はワーキングプアなんじゃないかと私は思うのです。
また、収入面だけでなく、自由に使える時間や健康面からもワーキングプアを考えてみるべきではないかと思います。
収入が一般にワーキングプアと言えないような額であっても、長時間の残業、休日ほとんどなしといったような環境から得られた収入であるなら、自分が自由に使える時間、健康を多く失っている可能性が高いと思います。
時間や健康はかけがえのないものです。労働によって、そのかけがえのない時間や健康を失ってしまっているのなら、その人もまたワーキングプアと言えるのではないでしょうか。
まとめ 私が考えるワーキングプア
私が考えるワーキングプアとは、
・生活費(家のローンや保険料などを含む)を支払うと、自分の好きなことに使うお金やもしものときにそなえるお金が残らない人
・仕事に追われ、自分が自由に使える時間がない人
・働きすぎで健康を損なっている人
一般的に言われるワーキングプアとは違っていると思いますが、以上のどれかに当てはまっている人です。
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