バイト時代 思い返してみたらワーキングプアだった
私は今の仕事を始める前はガソリンスタンドでアルバイトをしていました。年収は約270万円でした。収入額から考えるとワーキングプアとは言えないかもしれませんが、この収入は毎日10時間半労働、月25日ぐらいの出勤、時給980円でのものです。
当時は今よりも体力がありましたし、貯金何万円かは毎月できていたのでこの環境にも納得していたのですが、今改めて考えてみると、仕事にたくさんの時間を取られてしまっていて、時間的にはワーキングプアだったのだと思います。
また、アルバイトという立場ですから、怪我でもしてしまえば、解雇されやすくなり、たちまち収入がなくなるかもしれない状況(雇用保険の手続きもとってもらっていませんでした)になったでしょうし、不景気により時給が大幅に下げられたこともあったので、収入面でもワーキングプアとは隣りあわせだったと思います。
健康面でもあのままガソリンスタンドで働き続けていたとしたら年齢を重ねるにしたがって、無理が利かなくなり、身体を壊す可能性も高くなっていったと思います。
今改めて考えてみると自分のおかれていた環境が怖くなります。
独立開業してからもワーキングプアだった
独立開業してから仕事が軌道に乗り始めると収入はバイト時代よりもずっと増えました。でも、忙しさから遊びに出かける時間もほとんどありませんでしたし、スワって仕事をする時間が圧倒的に多かったため、以前より体重はだいぶ増え、健康を損ないつつありました。
バイト時代と比べて、入ってくるお金が増えても、自分が時間がないのは相変わらず(もっとひどいかも)、健康は損ないつつあるといった状態で、結局ワーキングプアだったんだなと思います。
仕事も確実に入ってくるものではありませんから、将来仕事がなくなったらどうしようと不安に思うこともありました。
そして、今の私は・・・
収入面で将来への不安を感じていた私は、本業以外の収入の流れを手に入れたいと思うようになっていました。そして、資産運用やアフィリエイトへも力を注ぐようになっていきました。
資産運用については開始したころちょうど上昇相場だったこともあり、恩恵を受けることができました。アフィリエイトは最初はなかなか効果が出ませんでしたが、徐々に効果が出始め、3万、5万、7万と成果が上がっていきました。
本業以外に毎月何万かでもお金が入ってくるようになると、将来への不安も徐々に安らいできました。もし、仕事がなくなっても立て直せるまで持ちこたえられるだろうし、いざとなったらどこかでバイトしながら生きていくことだってできると思えるようになりました。
本業以外の収入の流れが増えてくるにしたがって、無理に仕事をするのはやめようと思えてくるようになりました。これまでのようにひたすら仕事はするのをおさえ、自分の時間を持つようにしたり、運動する時間も作りました。
精神面でいぜんよりも余裕ができ、太っていた身体も絞れ、今の私は、ようやくワーキングプアから脱出できた(脱出しかけている)のかもしれないと思います。でも、ふと気がついたらまたワーキングプアに戻っているかもしれないという不安は常にあります。だからこれからも努力していかないといけないと感じています。
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